食、「あれこれ」

「医食同源」
 古くから薬食同源あるいは医食同源という言葉があります。これは食事が人の健康にとって非常に大切な役割を果たしていることを表す言葉ですが、バランスのとれた美味しい食事を摂ることが健康維持に大変重要であることを意味しています。

 「身土不二」という、生まれた所の土地で取れた食べ物を食べれば健康にいいという言葉もあります。

「イスラエルに学ぶ農業技術革新」

また、最近、有機栽培ということばを良く耳にします。同じ野菜でも栽培方法によって、含まれるミネラルやビタミンなどの栄養素の含有量は違ってきます。

一般に、韓国の白菜と日本の白菜とでは味の深みが違うと言われますが、これは土地の違いによっていると言われています。

以前イスラエルに行ってみて非常に驚いたことがあります。それは、スーパーマーケットに並んだ野菜や果物の種類の豊富さやその量です。、イスラエルは諸外国に比べ農業事情がかなり違います。

イスラエルの農業は、乏しい水と砂漠などの厳しい環境の中で営まれ、その結果、灌漑技術や品種改良、ハイテク化等でさまざまの技術革新がなされ、現在、点滴養液栽培灌水システム(水と肥料を一緒に送る点滴チューブ灌水)によって驚異的生産効率を上げながら、最高品質の農産物を生産しています。



イスラエルの軍隊に連綿と受け継がれている「マサダ精神」というものがありますが、まさしく農業における「マサダ精神」を彷彿させます。日本もきっとイスラエルの農業精神に学ぶところが多いのではないかと思います

「食糧自給率」
現在日本国内で食糧自給率の問題がクローズアップされています。

日本独自の事情で農水省は食糧自給率に生産高ベースではなくカロリーベースを採用しています。将来に有事が発生した際に穀物の輸入がストップした場合に対備して、生産高だけで見た場合、カロリー値の低い野菜などで見かけの自給率の数値が上がった場合、相対的に穀類などを十分確保できない懸念から、人間に必要なカロリー値を基準にカロリーベースを採用することによって米や麦などの穀類の自給率を適正化しようとしているようです。何はともあれ日本の農業はいろんな面で再検討されなければならないでしょう。

現在イスラエルの食糧自給率は90%以上で、日本は40%位(カロリーベース)なので、イスラエルに比べかなり低い水準になっています。

「色を食べる」
ところで、食事は「色を食べる」と言われるくらい、赤や黄色や緑等の様々の色のものをバランスよく食べることが栄養的に、健康に良いばかりではなく、視覚的にも美味しく感じることによって、嬉しく感謝して食べれることで心身の健康に大いに良いという報告もあります。

それと、「水」の善し悪しも人間の健康にとって欠かせない重要な要因の一つとなっています。

また、四季折々の旬の食材も私たちの食生活を楽しませてくれるだけではなく、栄養面や健康維持にとっても大切な役割を果たしています。

「食育」 トピックスー食育
最近子女教育の分野で「食育」ということが見直されています。お母さんの愛情のこもった美味しい食事を食べた子供は情操が豊かに育つということが報告されています。「子供は台所から育つ」といっても過言ではないと言えるのではないでしょうか。

「健康寿命」
さて、WHOの発表によると2010年度の日本人の平均寿命は83歳でサンマリノと並び世界一になっています。日本人の長寿の源が食卓にあると分析している学者もいます。しかしながら健康寿命(薬や病院に頼らないで健康を保っている)を考えれば手放しには喜べない現実もあります。.




健康食品の基礎知識  

健康食品は大きく分けて2種類に分けることが出来ます。
一つは厚生労働省から認可を受けた「保健機能食品」で、もう一つは厚生労働省から認可を受けておらず一般食品と同じ分類の「健康食品」です。

前者は公的に成分の安全性やその働きが認められたもので、特定保健用食品栄養機能性食品と呼ばれる健康食品で、後者はその成分の安全性や、その働きが公的に認められていない、いわゆる健康食品で、サプリメント、健康補助食品、栄養補助食品と呼ばれるものがそれにあたります。

「保健機能食品」は科学的根拠に基づいて、その有効性や安全性が確認されている成分を用いていることを前提に、国の規格基準を満たした食品や商品別にその認可が与えられています。特定保健用食品には「・・・働きが期待できます」というような表示が、栄養機能食品には「・・・に必要な栄養素です」といった表示が可能であり、これによって消費者の方々が明確な目的を持って健康食品を購入し、利用することが出来ます。

一方、その他の健康食品は保健機能食品のような効果・効能の表示はできません。そのために信頼性に欠ける面もありますが、中には世界的にその効果・効能が認められていながら、「保健機能食品」の認可を受けるメリットを必要としていないため、いわゆる「健康食品」として出回っている商品もあります。

また、サプリメントや健康食品は普段の食事では不足しがちな栄養素を補給するというのが基本的なコンセプトなので、これをベースに考え、活用することが重要です。
 食生活が乱れがちな現代社会では健康食品を有効に活用すれば体質改善や健康維持に大いに役立つでしょう。

健康食品の食べ方  

なんでもそうですが、特に食品の場合「適量」と「栄養のバランス」が重要です。

健康食品あるいは保健機能食品でもそのことがいえます。単にたくさん摂取すればいいだろうと思い込んで、度を過ぎて摂取すると逆に健康被害を起こす場合があります。一応の目安は表示してありますが、特に外国からサプリメント等を取り寄せて食べる場合は、単に表示だけで判断してはいけない場合もあります。体型や生理的機能性が違う場合があるからです。

薬学の分野で、薬物動態学という分野がありますが、その中で遺伝子レベルで患者毎の薬の効き方を探求したり、人種の違いによる薬効の違いを研究して国際的な薬の使用方法を提案する研究分野もあるくらいです。

また、健康食品の中でもずっと続けることによって効果を発揮するものと、一定期間摂取することによって効果を期待できるものとがありますので基本的に自己管理が非常に重要です。

すでに投薬を受けている場合、薬との適合性の問題や必要量などを事前にチェックしておいたほうがいいでしょう。、

今までのデータでは、食事療法などで病気を改善したり、体質を改善するためには摂取するものの他に摂取量や摂取期間が重要な要素となってきます。病状に合わせたピンポイントの摂取や、エキスなどを活用することによって濃度による摂取量を調整するとかその人の体質や状況に応じて粉末タイプ、顆粒タイプ、錠剤タイプ、カプセルタイプ、チュアブルタイプ等を適正に選択できれば良い結果を得ることが出来るでしょう。

いずれにせよ継続して長期的展望で根気強く取り組むという心構えが重要です。人によってはいわゆる薬の使用より劇的に治癒に向かう場合もありますので諦めず、人生の目的や指標を明確にして夢と希望を持って、環境的ストレスを上手に消化しながら生活することが大切でしょう。

健康食品の選び方  

健康食品選びの一番のポイントはその食品が自分の体質や体の要求にマッチングしているかどうかです。

数ある健康食品の中から今現在、自分にとってどの健康食品が最適なのかを判断し、選ぶのは非常に難しいと思いますが、「病気にならない体をつくるため」とか、「病気を改善するため」とかのコンセプトを明確にして、宣伝だけに惑わされず、”内容の確かなもの”を選択できるとベストでしょう。

さて今日、非常に大きな問題となっているのが、糖尿病、脳卒中、心臓病、脂質異常症、高血圧、肥満等の生活習慣病です。生活習慣病はその病気だけに止まらず、その他の重篤な病気を引き起こすので注意が必要です。そのような生活習慣病を根本から改善するためにはまず生活習慣の改善から始める必要があります。病気になったらその病気に至るまでに要した期間と同じ期間が改善のため最低限必要とされています。ですからずっと長期間継続して摂取しても体に負担をかけない健康食品が良いのですが、何よりも大切なのは普段の食生活や運動・睡眠等への気配りや改善です。

健康食品の中には日本では単なる健康食品として分類されているものでも海外では薬として認可されていたり、薬のように薬効を表すものもありますので、正しく活用すれば健康トラブルの力強い助っ人となるでしょう。

 ★生活習慣病・・・(動画)↓↓↓
http://www.naruhodo-genki.com/video/tounyou.wmv

東洋医学と西洋医学  

名医スーパードクターとの違いは何かと聞かれれば皆さんはどのように答えるでしょうか?

これは兵庫県のある個人病院での出来事でした。同じアパートに住む知り合いの母親が朝方薄暗い中子供を背負って足早に出かける姿を見ました。なにか一大事があったのかなと思っていたら、やはり子供が急に容体が悪くなってすぐさま近くの病院に駆け込んだそうです。その病院での見立てでは風邪とのことで薬を処方され一旦は自宅に戻ったのですがどうしても容体がおかしいので、すぐに違う病院に連れて行ったらその医師の見立ては腸重積であり、もう少し処置が遅れていたら命取りだったそうです。

その病院には私の子供も一度風邪をひいてかかったことがあるのですが、その時連れて行った家内がぴどく叱られたそうです。子供の健康管理のことで厳しい指導を受けたそうです。その時は薬を処方してもらえなかったそうです。出来るだけ薬を使わない方針の旨を話され、生活指導だけを受けたそうです。そのことを聞いた私はその人は藪医者じゃないかと一瞬思ったものでした。しかし、その子供はその医師のおかげで命が救われたわけです。後でわかったことですが、その医師は知る人ぞ知る名医だったのです。

手術などの技術に優れたいわゆるスーパードクターもある意味では名医ですが必ずしもそのようにいえない場合もあるようです。例えば良性腫瘍などのように切除すれば治る病気の場合は非常に難しい手術を匠の領域の技で取り除き、ある時はゴッドハンドなどと呼ばれ、名医として紹介されたりしますが、こと悪性腫瘍(ガン)等の場合はそのような技術だけでは完全に治せないことが多いためそのような患者にとっては必ずしも名医とはいえないからです。

日本の三大死因のトップが悪性新生物(ガン)ですが、良性腫瘍で死ぬ人はめったにいません。死ぬ人の殆どは悪性腫瘍です。早期発見であれば治癒率も高くなりますが、現実的には自覚症状が出て病状がかなり進行してから慌てて病院にかかるケースが多いからです。また早期発見も非常に重要ですがそれよりもっと重要なことは病気にかからないことです。

西洋医学や東洋医学と言えば局部的と全体的、解剖学的と観察学的、論理的と経験的、化学薬品と天然生薬など対比的に紹介されていますが、分かりやすく表現するならば西洋医学が切除・投薬の医学ならば東洋医学は無切除・投薬の医学と言うことも出来ると思います。

しかし、両者に共通して言えることは医者が病気を治すのではなくて、医者は病気を治す手助けをするだけだと言うことです。特に西洋医学の場合は根本治療というより対症療法です。病気が治るのは基本的にその人の生命力であるとか自然治癒力であるので、少なくとも病気の8割、9割位は自分で治すという意識が重要です。

医聖ヒポクラテスの医学に見られるように「自然治癒力」はそもそも人間自身に本来備わっているものであるのでこの力を賦活化することが病気の根本治療の近道だと言えます。

自然治癒力・・・(動画)↓↓↓
http://www.naruhodo-genki.com/video/kawamura.wmv


食医学と予防医学  

さて、西洋医学と東洋医学とは別に、食医学と呼ばれているものがあります。
この考え方は食物すべてがある意味では「薬」であるという発想です。

「食物は神様が人間に与えた自然の生薬である」と言えるかもしれません。
食医学では体質改善を促進しつつ体の自然治癒力を賦活化(活性化)し、病気やストレス等に対する抵抗力を養い、病気にならない体づくりを目指します。

自然治癒力の賦活化によって好中球やマクロファージ、T細胞などの免疫細胞を活性化させ外部から体内に侵入してくる病原体を処理したり、ガンなどの有害細胞や病原体の生存環境をなくすことによって有害細胞のアポトーシスを促進し、免疫力を高め、健康な体をつくる自然予防医学です。

生活習慣病など様々の病気の予防のためには、バランスのとれた食事、適度な運動、十分な睡眠などが非常に重要な要素ですが、一旦健康を害してしまったら食生活や生活リズムを改善しつつ、上手にストレスを解消しながら、西洋医学や東洋医学の力も借り、根気強く根本治療に取り組むことが肝要です。普段から病気にならない体づくりを心掛けることが重要です。

そういう意味で今後健康食品の果たす役割がもっともっと重要になってくるのではないかと推測されます。

健康維持の『究極のキーワード』  

 健康維持・管理の究極のキーワードは「血液」「血管」です。
きれいなサラサラ血液と健康な血管(弾力性のある若々しい血管)がすべての健康の基本です。

還元水とアルカリイオン水                                     

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※ 先ずは、これをご覧ください   還元水の神秘

人体の約70%は水分です。この水分の状態が人間の健康にとって非常に重要な役割を果たします。人体では各細胞は水に浮いている状態として表現できるでしょう。赤ちゃんがきれいな羊水の中で育つのとそうでないのとを考えてみてください、容易に推察できます。細胞の健康にとって水は欠かせない重要な要素となっています。細胞の健康こそが人間の健康の基なのです。

さて、還元水とアルカリイオン水についてですが、両者は基本的には同じものです。共に、溶存水素が含まれているという点で共通しています。

また、アルカリイオン水が主にpH値を重視して製品を製造しているのに対して、還元水は還元電位(ORP)の値を重視して製造されているという点で違いがあるといえます。
 最近は人間の健康にとってpH値より還元電位の値がより重要とされていますので、プラスイオンに注目(pH値重視)して製造されている製品では本当に良い還元水を作ることは容易ではないと思います。

溶存活性水素が豊富に含まれ、尚且つ水分子のクラスターが小さく、酸化還元電位が低く、有害不純物がなく、その他人体に必要なミネラルも豊富に含んた還元水生成器こそ本物と言えるでしょう。

限りなく天然で健康トラブルをしっかり改善できるよう工夫されているのが、医王石セラミックや麦飯石セラミック、サンゴセラミック、竹炭セラミック、トルマリン鉱石、トルマリンセラミック、銅イオンセラミック、磁石、磁気セラミック等をふんだんに使用した浄活水器で、これは大変お勧めです。

 ※ 浄活水器(還元水生成器)  

          

 ex Natural 峰水など
  ① 飲んで一目瞭然・・・岩清水のような美味しさからさらに「良い水」へ
  ② 水質検査で一目瞭然・・・トリハロメタンなどの有機化合物、大腸菌、水銀・カドミウム・
     ヒ素・六価クロム、鉛などの重金属類をほぼ100%除去(検出されず)
  ③ 消化吸収に優れ、胃腸にやさしい
  ④ 活性水素豊富水・・・活性酸素を除去
  ⑤ 天然の還元水に限りなく近いかそれ以上
  ⑥ 酸性水などの無駄な水が出ない

 ※ 整水器(還元水生成)
 ex エレン整水器cx-200など
  ① 飲んで美味しい
  ② 浄水機能あり
  ③ 消化吸収に優れ胃腸にやさしい
  ④ 活性水素豊富水・・・活性酸素を除去
  ⑤ フランスのルルドの水やメキシコのトラコテの水に近い水
  ⑥ 酸性水などの無駄な水が出ない

 ※ 電解還元水(アルカリイオン水)生成器
 ex イオンガーデンVなど
  ① 飲んで美味しい
  ② 浄水機能あり
  ③ 消化吸収に優れ、胃腸にやさしい
  ④ 活性水素豊富水・・・メーカーや機種によって差はある
  ⑤ 酸性水はアストリンゼントとして使用できる

クエン酸サイクル(回路)  

1937年にドイツの化学者・医師ハンス・クレブス博士によって解明された、生体内におけるエネルギー発生代謝システムの事で、「クエン酸サイクル(TCAサイクル)」と呼ばれています。

人間が生きるために必要なエネルギーを、効率よく生産する所が、この「クエン酸サイクル」という生産工場です。この研究によって、博士は1953年に、その功績によりノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

   

≪参考≫
ミトコンドリア内膜の電子伝達系における、タンパク質複合体Ⅰ~Ⅴの酵素名は次の通りです。 

   別名  酵素名
 複合体Ⅰ   NADHデヒドロゲナーゼ   NADH-補酵素Qレダクターゼ
 複合体Ⅱ   コハク酸デヒドロゲナーゼ   コハク酸-補酵素レダクターゼ
 複合体Ⅲ  シトクロムbc1  補酵素Q-シトクロムcオキシターゼ
 複合体Ⅳ  シトクロムcオキシターゼ   シトクロムオキシターゼ
 複合体Ⅴ     ATPシンターゼ


※ 複合体Ⅰ~Ⅳ はH(プロトン)をマトリックスから膜間スペースに汲みだすポンプ。
  複合体Ⅴは膜間スペースからマトリックスへのHの流れを利用して、ATPを作るポンプ。


それでは、細胞呼吸の代謝系を簡単にまとめてみましょう。


細胞呼吸(ATPが合成される過程)の代謝系は、解糖系、TCA回路(クエン酸回路)、電子伝達系からなります。

「解糖系」
「解糖系」は生体内に存在する化学反応経路の名称で、細胞質基質で酸素を使わない酸化(嫌気呼吸)で、グルコースをピルビン酸などに分解(異化)し、グルコースに含まれる高いエネルギーを生物が使いやすい形に変換してゆくための代謝過程であります。

「TCA回路」
「TCA回路(クエン酸回路)」は解糖系によって産生されたピルビン酸の好気的酸化過程で、発見者の名前を取ってクレブス回路とも呼ばれています。

この回路は効率よくATPを作る好気的代謝系でグルコース1分子当たり、30ATP以上のエネルギーを作ります。

TCA回路の多段階反応のエネルギーの生産の目的は、細胞は一度に放出された全エネルギーを貯蔵出来ないので、各段階において、ATPやNADH1分子のエネルギーを取り出すことが出来るように、小刻みに酸化してゆく方法を用いています。

また、TCA回路によって産生された、NADH、FADH2などの水素受容体を酸化し、酸素に電子を与えて水を生成し、それと共役して、ATP合成酵素(ATPシンターゼ)により(酸化的リン酸化で)ATPを合成(呼吸鎖)する代謝系を電子伝達系と言います。

クエン酸回路のおもな役割は、酸素吸収を伴う電子伝達系(呼吸鎖)とともに働いて炭水化物、脂肪、タンパク質などを最終的に水と炭酸ガス(二酸化炭素)に完全に分解し、生命の働きに必須のエネルギー物質として重要なATP(アデノシン3リン酸)をもっとも効率よく産生することにあります.

嫌気的条件下で筋肉の解糖系によって1分子のグルコース(ブドウ糖)を分解する場合は、2ATPしか産生されないのに対し、TCA回路によって完全に分解する場合は、30ATP以上を産生することができ、TCA回路の方がはるかに効率よくエネルギーを産生出来ます。

但し、TCA回路は酵素による緩慢な多段階の反応経路なので、筋肉などがフル活動時は、TCA回路でのATP産生が間に合わず、もっぱら、解糖系でのエネルギー産生となります。と言うのは、解糖系は反応のステップ数が少ないために、一定時間(短時間)に産生されるATP量が多いためです。

しかし、このことで問題なのは、嫌気条件下ではどうしてもピルビン酸は乳酸の生成に向かってしまうことです。好気的条件下であれば、ピルビン酸はミトコンドリアに入ってアセチルCoAに変換され、クエン酸シンターゼにより、オキサロ酢酸と結合してクエン酸となり、TCA回路に取り込まれます。

また、血液によって運ばれる酸素よって好気的条件がそろうと、乳酸は乳酸脱水素酵素(LDH)の働きによって可逆的に、再びピルビン酸となり、ミトコンドリアに入ってTCA回路で代謝されるようになります・

「電子伝達系」
解糖やクエン酸回路でNADH2、FADH2として捕捉された水素は、ミトコンドリアにおいて、電子のやり取りを行う電子伝達系の一連の酵素系(複合体Ⅰ~Ⅳ)を経て、最終受容体である酸素(O2)と結び付いて水(H2O)になります。

ミトコンドリア内膜の電子伝達系に取り込まれた水素原子はH+(プロトン)とe-(電子)に分離し、H+(プロトン)は膜間スペースに放出され、e-(電子)は複合体Ⅰ~Ⅳへ次々に受け渡されて行き、その時生じるエネルギーを利用してマトリックスから膜間スペースにH+(プロトン)を汲み上げます。(プロトンポンプ)
但し、複合体Ⅱはプロトンポンプには関与しませんが、複合体Ⅰの働きを促進させるように働いています。

TCA回路の酵素群は殆どがマトリックスに存在していますが、コハク酸デヒドロゲナーゼ(コハク酸脱水素酵素)だけは例外で、内膜の複合体Ⅱとなっています。

このようにして、生じた膜間スペースとマトリックスの間の水素イオンの濃度勾配による化学ポテンシャル(ポテンシャルの大きい相から小さい相への移動が起こる)を利用して、複合体Ⅴでは、ATPシンターゼ(モーター分子:1秒間に100回転以上)を介してADP(アデノシン2リン酸)とPi(リン酸)から酸化的リン酸化でATP(アデノシン3リン酸)を合成します。

 ※この理論は、イギリスのP D .Mitchellによって1961年に提唱され、
  1978年にノーベル化学賞を受賞しました。(化学浸透圧説)

このようにして作られたATPは、速やかに、ミトコンドリア内膜のADP-ATPトランスロケーター(トランスポーター)を通って、ADPと交換に細胞質へと運ばれて行きます。

この全代謝過程での、グルコース1分子あたりのATPの生成量は最大約35~37ATP(38ATPは現在支持されていない)と計算されています。

細胞はこのようにして蓄えられたATPがADPに分離するとき、放出されるエネルギーを効率よく利用しています。

解糖系では1分子のグルコースから10段階の解糖の過程を経て、2分子のピルビン酸を生成し、TCA回路に引き渡します。
TCA回路を介して完全に分解(完全燃焼)され、最終的には炭酸ガスとなって、体外に排出されます。

この代謝システムから、人間の健康についてすこし考えてみましょう。

食事(食餌)で摂取した糖質(炭水化物)を、体内にグリコーゲンとして貯蔵出来る量は、普通の生活をしている人で約300gくらいで、よく鍛えられたスポーツ選手などは500g以上あるといわれています。。
また、エネルギー需要がある時には、糖質(ブドウ糖)は、細胞質で解糖され、ピルビン酸を経て、ミトコンドリア内で、アセチル-CoAに変換されます。
その後、TCA回路と電子伝達系を経て代謝され、ATPが生成されますが、エネルギー需要が少なく、糖質を十分に(過剰に)摂取している時には、好気状態では肝臓や脂肪組織などの細胞質ゾルで、脂肪酸合成が促進され、過剰なカロリーは、中性脂肪として、貯蔵されます。
また、運動時など、エネルギー需要が高い時には、脂肪酸のβ-酸化によってアセチル-CoAが生成され、TCA回路と電子伝達系を経て代謝され、ATPが生成されます。
また、各組織の細胞でも、必要に応じて脂肪酸を合成しています。
取り込まれた糖質の内、解糖系・TCA回路・電子伝達系で代謝されるのは、50%以下であり殆んどの糖質は、脂質や、蛋白質などに変換されます。

人間の食事によって得られた糖質は、消化器系からブドウ糖(グルコース)として取り込まれ、肝臓でグリコーゲンに変換され貯蔵されます。肝臓は必要に応じて、グリコーゲンを再びブドウ糖に変えて、血流を通して全身の細胞に送ります。送られたブドウ糖は酵素の働きでグリコーゲンに合成され、細胞内に貯蔵されます。

グルコースは解糖系で、ヘキソキナーゼ、ホスホフルクトキナーゼ、ピルビン酸キナーゼにより、ピルビン酸にまで分解されます。

解糖で生成されたピルビン酸からは、ミトコンドリア内(マトリックス)でピルビン酸脱水素酵素によりアセチルCoAが生成されます。

クエン酸回路では大量のNADHとFADHが生成されますが、ミトコンドリアに十分な酸素が供給されないと(嫌気的条件下では)、これらが蓄積してしまい、クエン酸回路の反応は生成物過剰と言うことで停止してしまいます。

その結果、オキサロ酢酸の生成が不足するので、アセチルCoAはクエン酸回路に入れなくなり、それによってピルビン酸は行き場を失い、乳酸を生成する反応に進んでしまいます。更にアセチルCoAは脂肪酸合成へと進んでしまいます。

「コリ回路」及び「乳酸アシドーシス」
乳酸がたまると、pH値が低くなり体液が酸性化します。
激しい運動をしたり、過度なストレスを受けたりすると、細胞が酸素不足の状態になり、同じような現象が起こります。

前述のように、乳酸は好気条件下でTCA回路で代謝されATP産生に向かいますが、代謝されず残存した乳酸は血液の流れに乗って肝臓に運ばれて、乳酸脱水素酵素(乳酸デヒドロゲナーゼ)によってピルビン酸に変換され、その後糖新生によってグルコースが再生されます。(コリ回路

ATPの収支でみると、1回あたりの嫌気呼吸で2分子のATPが生成し、糖新生で6分子のATPが消費されるので、結果4分子のATPの減少となります。このようにコリ回路はエネルギー消費系であり、化学反応の末端にある乳酸は、酵素によってピルビン酸に変換されるほかはなく、特に嫌気的条件下で乳酸アシドーシス(血液が酸性に傾いた状態)を防ぐ重要な役割を担います。

また、筋肉には白筋と赤筋(ミオグロビンが多い)がありますが、特に血行が良くない筋腱移行部付近で発生する乳酸の影響によって、疲労した筋肉と疲労しない筋肉との間の筋収縮の結果、殆ど筋収縮をしない疲労した筋繊維が筋収縮による牽引で、傷ついたり、断裂したりすることがあります。その他、乳酸による、体液のpH変化の影響で痛みが生じたりもします。

更に問題なのは体液が酸性化すれば、細菌やウイルスなどの繁殖の温床となったり、病原菌やウイルスなどに対する抵抗力が弱まり、様々の疾病の原因ともなります。

また、体内脂肪が活性酸素によって酸化され、過酸化脂質になると、新しい細胞が出来る前に古い細胞が死滅するなどの細胞膜(不飽和脂肪酸からなっている)の代謝異常を起こしたりします。その結果、その器官の老化や病気を引き起こします。

「代謝に欠かせない重要なビタミン類」

その他、この細胞呼吸にはビタミン類やミネラル類が非常に重要な働きをしています。
例えば、解糖の過程の10段階目であるホスホエノールピルビン酸からADPへのリン酸基の転移の際には、KMg2+あるいはMn2+が必ず必要ですし、ピルビン酸がクエン酸回路に入って代謝されるためには、ピルビン酸デヒドロゲナーゼの補酵素としてビタミンB1が必要です。
また、脂肪酸からアセチルCoAになる(β-酸化)ためには、ビタミンB6が必要であり、プロピオニルCoAをスクシニルCoAに変化させるとき(脂肪とアミノ酸の代謝)にはビタミンB12が必要です。その他、ビタミンB12の不足は悪性貧血を招いたりします。

このような観点から見て、このクエン酸サイクルを活性化する一番の近道は、ビタミン類やミネラル類を有効に摂取しながら、クエン酸回路の入口にあるクエン酸を補給することで、この回路を活性化できることがわかります。

「キレート化」
ちなみに、クエン酸と共にミネラル類を摂取すると、ミネラルがキレート化され、体内に吸収されやすくなります。

クエン酸含有食品(ex梅肉黒酢等)を摂取することで、クエン酸を補給し、このクエン酸サイクルが活性化する(回る)ことによって、ストレスなどによって生じた乳酸やピルビン酸もこのサイクルに入って完全燃焼し、代謝されます。

クエン酸含有食品で日頃のストレスを解消し、いつまでも若々しく元気に過ごしましょう。

酸化還元電位  

普通水道水には、ダムに注ぎ込む酸性雨や農薬等の影響もあって人間にとって有害なベンゼンやクロロホルム、トリハロメタンといった有機化合物や鉛、ヒ素、水銀、カドミウム、六価クロム等の重金属類や塩素、フェノール類が混入しています。水質の基準値は設けられていますが飲み続けると様々な病気の引き金ともなりかねません。水道水をそのまま飲み続ければ様々の病気を誘発すると、警鐘を鳴らす識者もいます。

有害不純物がないこと、酸化還元電位が低いこと、活性水素が豊富に含まれていることが良い水の条件となりますが、酸化還元電位だけの一応のデータを掲載しますので下記を参考にして下さい。

 ※ 酸化還元電位(単位 mv)
  
  ① 一般の水道水 +300~+700
  ② 大分 日田天領水  +237
  ③ 神戸 六甲の名水  +230
  ④ トラコテの水、ルルドの水  -50~-80
  ⑤ 人間の臓器  平均値で約 -100位とされる
  ⑥ ミネラル還元水・天然の還元水 0~-199
  ⑦ 電解還元水  -200以上

薬の効く仕組み  

薬が体内に吸収され、血液中の薬の濃度(血中濃度)がある一定の値に達すると、薬が効き始めます。薬の血中濃度が高すぎると副作用が起こったり、低すぎると効果が表れなかったりするばかりでなく、逆に病状が悪化する場合もあります。

一定期間飲み続けることによって薬の有効範囲の濃度を維持しながら症状を改善するので、飲んだり飲まなかったりすると症状の改善が見られないだけでなく、逆効果になる場合もあるので注意が必要です。

薬(特に抗がん剤等)によっては体内で多くの活性酸素を産生します。抗がん剤を投与すると、活性酸素の働きで、ガン細胞も死ぬが共に正常細胞も死ぬか、もしくは変性したりする場合があり、人によっては治療以前より深刻な事態になりかねませんので、薬に対する正しい知識が必要です。

特に西洋医学の本質とその限界を見極めたうえで、自主性を持って判断し活用することが肝要でしょう。
 くれぐれも、「おいしい患者」 にならないように気をつけましょう。・・・ある医師のつぶやき・・・